付き合い始めてからしばらくすると、
彼との価値観の違いに
気づかされることがあります。

でも、価値観が合わないことが分かっても、
やっぱり好きなので、悩んでしまいますね。

価値観……

この漠然とした感情は
どんなものなのでしょうか？

価値観が合わない彼氏とは
別れた方が良いのでしょうか？

そもそも価値観とは、
物事に対する考え方のことですが、

それは育ってきた環境や
いろいろな経験を通して
それぞれに備わってきたものです。

ですから、全員がまったく同じ価値観と
いうことはあり得ません。

ここでは価値観が合わない人との
付き合い方や、その違いについて
考えていきましょう。

価値観が合わないけれど、それでも
好きな彼氏との付き合い方や、
フラれた時の考え方など、

今、悩んでいる人は
参考にしてみてくださいね。

価値観とは？簡単に

人は誰しも一人では生きていけないもの。
人と人との関わり合いのなかで
生きています。

一人で生きられない以上、
私たちはどこかの集団や社会に所属して
他人（ひと）との関わり合いのなかで
生活を営んでいます。

そのなかでも
「あぁ、この人とは馬が合うな」とか
「この人とは価値観が合わなくて
　喧嘩ばかりする」といったことは
よくありますよね。

仕事でもプライベートでも、
コミュニケーションをうまくとって
上手に付き合っていくためには、
相手の価値観をまず理解するところから
始まります。

さて、それでは「価値観」とは
一体何なのでしょうか？

漢字を分解してみると、人の持っている
「価値」の「観念」となりますね。

「価値」って何ですか？
「観念」って？
となりますよね。

もっと簡単に言うと、
私たちそれぞれが持っている、
「大切にしたいものやその優先順位」や、

何を善しとし、悪と考えるのか？といった
「善悪の判断の基準」のこととなります。

価値観が合わないのは当たり前？

社会のなかで生きていくには
「相手の『価値観』を理解してコミュニ
ケーションを円滑にすることが大切」
なのですが、実際に相手の価値観を
すべて理解することなんて
できるのでしょうか。

まず、「価値観」というものは
人によって異なります。

自分のクローンでもない限り
この世でまったく同じ価値観を
持っている人はいません。

その理由は、個人の価値観は
「その人の生まれ育った環境や親のしつけ、
受けてきた教育」などによって
形成されるからです。

まったく同じ遺伝子でまったく同じように
育てられた人なんてこの世にいないので、
自分とまったく同じ価値観の人が
存在しないという話はうなずけます。

しかも価値観というのは
子どもの頃から大人になるまで、
そしてこれからもずっと
変化し続けるものです。

言い換えれば価値観とは、
その人が生まれてから今まで歩んできた
人生そのものを表したものと言えます。

価値観のまったく同じ人間が存在しない
以上、誰かと意見の相違や価値観が
合わないと感じることがあるのは
当然のことなのです。

価値観の違いには、こんな例が！

それでは価値観の違いとはいったい
どのようなものがあるのでしょうか。

具体的な例を見てみましょう。

例えば友達と約束をする際、
彼氏との予定と、友達との予定と
どちらを優先するのかといったことは

価値観の違いとなって現れやすく、
相手と価値観が合わないと
友達関係がギクシャクしてしまうことも。

また、仕事の場面では、
周りと強調してうまく全体を
回していこうとするタイプもいれば、

ワンマンで自分が目立って先頭に立って
どんどん進めたいタイプもいます。

また、彼氏との付き合いにおいても
仕事の予定を優先するのか、

それともデートやプライベートの
予定を優先するのかといったところも
価値観の違いが出やすい部分です。

そして、
付き合っている人との結婚については、
その付き合いが真剣になればなるほど
早めに両者の価値観の違いについて
溝を埋めておく必要があります。

例えば、付き合っている相手は
いつ頃結婚を考えているのか？

１年後なのか、５年後なのか？

もしくは結婚という選択肢が
そもそもあるのかどうか？

結婚後に女性は家庭に
入って欲しいタイプなのか？

それとも女性も自己実現をして欲しいと
共働きを認めるタイプなのか？

子どもは欲しいのか欲しくないのか、
欲しいのなら何人くらい欲しいのか？

など「家族」となってその人との距離が
近くなればなるほど、「価値観のズレ」に
よる問題が顕在化しやすくなります。

また問題も深刻化しやすいため、
お互いの認識のすり合わせが
より必要となってきます。

価値観が合わない人に合わせることができるかどうか

このように考えてみると、価値観の同じ
人間なんてこの世に存在しないのだから、
「価値観が合わない人と、うまく付き
　合っていくのは無理だ」と感じるかも
しれません。

確かにまったく同じ価値観ということは
あり得ませんが、
世の中には価値観が似ているという人は
たくさんいます。

「あ、この人の考え方好きだな」とか、
「共感できるな」と感じる時は、
おおよそ相手の価値観と
自分の価値観が似ている場合です。

また、価値観が合わない
と感じる相手であっても、
何十年もしてから再会してみたら
案外いい人だったという経験は
ありませんか？

人は、ある出来事がきっかけとなって
価値観がガラリと変わるということが
あります。

また日々過ごしていくうちに
価値観は少しずつ変化していきます。

一生涯ずっと同じ考え方をするという
ことはあり得ません。

今、ふたりの価値観が合わないからと
いって、今後もずっとその人に合わせる
ことができるかどうかと、

ひとりで悶々と悩み、
気苦労する必要はないのです。

この流動的で捉えづらい「人の価値観」と
いうものを、他人が理解するのが
難しいのは当たり前で、

一緒に暮らしている家族ですら
理解できないこともよくあります。

時に、自分ですらどうしてそういう判断を
下すことになったのか？と、
はっきりと理由が説明できない時も
あるほどです。

価値観が合わないけど好きな彼氏

同性異性にかかわらず、自分のなかに
ないものを持っている人って、
それだけで羨ましく感じたり
気になってしまうことって、ありますよね。

価値観の違いによる意外性のある言動、
振る舞いが気になって、ついつい
眼で追ってしまったり。

自分の理想のタイプからは
かけ離れているのに、なぜか気づくと
好きになってしまっていた。

ちょっとドラマに出てきそうな、
そんな経験はありませんか？

価値観が合わないことは、
ある意味当たり前でも、その違いを
不快と感じるかどうかは、
当人同士の問題です。

ずっと憧れて好きだった人と、
付き合えるようになったりしたら、
少々の価値観の違いがあったとしても、
なんとかして合わせる努力を
してしまいそう。

その人はどんなことを
大事にしているのかしら？

自分とは、どこが違うのかな？

そんなことを一生懸命考えることが
できれば、お互いに成長できそうですね。

価値観が合わない彼氏との付き合い方

お互いに惹かれ合って
付き合い始めた大好きな人なのに、
一緒にいるとよく理解できないことが
あったり……

笑いのツボが合わなかったり……

なんだか価値観が合わないかも……

ふと気づくと、このようなことは
結構あるのではないでしょうか？

食べ物の好みが合わない、
趣味が合わない、

部分的に合わないのは当たり前としても、
そもそもの生活習慣から
食事に対する感覚が合わなかった。

また、お互いの育った環境が
違い過ぎることからくる金銭感覚の違い……

このような違いが表面化してくると
感覚的にとても辛くなってきますよね。

一方、お互いの価値観の違いを
面白く感じるケースもあります。

自分の世界が広がっていくことを
感じることができて、相手のことを
ますます好きになるかもしれません。

どちらの場合でも大切なのは、
お互いの価値観を認めて
それを話し合うことではないでしょうか。

話し合うなんて大袈裟かもしれませんが、
黙って相手に合わせるのは後々、
自分が辛くなりそうですよね。

価値観の違いは大なり小なりあるもの。
お互いに認め合える関係性を
ふたりで作ることができたなら
より楽しいでしょう。

価値観が合わないと振られた時は？

もしも付き合っている相手から
「価値観が合わないから、もう別れよう」
と言われたらどうしたら良いのでしょう。

薄々、価値観が合わないな……とは
感じながらも大好きでしたし、

趣味も合うし
好きなこともほぼ同じで、
一緒にいる時間はとても楽しい。

そんな相手から「もう別れよう」と
言われたら、とてもショックですよね。

価値観が合わないって？
どういうこと？となりますよね。

何か不快感を与えてしまったのかな？
何か気に障ることをしたのかしら？

この先も一緒にいるのはキツイって
思われそうなことを言ってしまった？

もし一つでも思い当たることが
あったならば、素直に謝りましょう。

何も思いつかないし、
いくら考えても分からないならば、
そのままの気持ちを伝えて、
何が合わないと感じたのか
直接聞いてみましょう。

もしも伝えられた内容が
「えっ！そんなこと？」と思うこと
だったとしたら、
それこそが価値観の違いですよね。

自分にとっては些細なこと、
当たり前と感じていたことが

育ってきた家族や環境の違いで、
まるで感じ方が違うなんてことも
あるのです。

それは単純に
「好き嫌い」の表現による違いなのか？

もっと根本的な感覚の違いなのか？
によってその後の付き合い方が変わります。

結婚生活にまで影響する価値観の
違いなのかということも考えなくては
いけません。

そこは、自分の未来のためにも感情に
流されず、冷静に見つめるべきでしょう。

価値観の種類によって恋愛が終わる？

価値観とは、
こうして考えてみると実にさまざまです。

ちょっとした毎日の生活習慣だったり、
将来に関する夢や生き方だったり。

自分の価値観に強いこだわりのある人
もいれば、周りに合わせることを良しとし、
調和を大切にする人もいます。

考え方は人それぞれ。

良いも悪いもないはずなのですが、
カップルふたりだけの世界観となると、
大きな溝を作ってしまうことも
あるんですね。

そして価値観の種類によっては、
難しい場合もありそうです。

例えばお金の使い方。

これはお互いに生活の基盤ですから、
場合によっては譲れない場面も
あるでしょう。

話し合っても分かってもらえない時は
イライラしてしまいます。

生活スタイル、日々の生活リズムも
人によって価値観は結構違います。

仕事や食事、睡眠など、
健康にも関わることです。

あまりに隔たりがあると、
一緒に過ごすこと自体が
苦痛になってしまう場合もあるでしょう。

家族のこと、趣味のこと、
異性の友達との付き合い方、
どこまでお互いの気持ちを理解し、
合わせていけるか。

ある程度の価値観のズレは、話し合ったり、
見て見ぬフリでやり過ごすなど、
思いやりの気持ちがあれば
うまくやっていけるでしょう。

でも、どちらかがいつも一方的に
我慢するようになったり、
嘘をついてごまかしたりするように
なっているとしたら……

一緒にいる意味を
考え直したくなりますよね。

たくさんの気質や性格、
そしてたくさんの相性も存在します。

どうしても納得できない、
気持ちの整理がつかない。

そんな恋愛ならば、終わらせる勇気も
時には必要かもしれません。

まとめ

価値観について簡単に説明してみました。

価値観は、それぞれ皆んな違うということ。

そして、それは当然だということです。

それを踏まえたうえで、お互いの認識を
すり合わせていくことが大切です。

すり合わすことができると、
価値観は変化していくんですね。

もしかしたら、
お互いの価値観の違いが面白いと
感じることができるかも知れません。

自分の世界が広がっていくことを
感じることができて、ますます相手の
ことを好きになるかもしれない。

しかし、根本的な感覚の違いであれば、
感情に流されず冷静に見つめる必要が
あるということです。

ある程度の価値観のズレは
思いやりの気持ちで乗り越えて
いけるかもしれません。

しかし我慢やごまかしなどがあった時には、
しっかりと考えて決断することも
将来のためには必要だということでしたね。

でも、
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